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  延べ面積・32坪
 1階・18坪
 2階・14坪
□ 木酢液を塗った家   2004.4
この家の夫婦は突然工房に現れた。近くに木の家を造ってくれる工務店がないので、はじめは杉の家をつくる筑波の先生の所に行こうと思っていた。しかし、ある日、住宅誌に工房の真壁の家が紹介されていたので、それを見て工房に来たとのことだった。こんな近くに純然無垢の木で家を造る工務店があったのかと言った。
 打ち合わせのときにあるサンプルに塗ってあった美しい黒に目がとまり、この夫婦はこの色を塗って見たらどうかと提案された。
工房では木の再利用を考えて柱、梁の加工の際に出た端材で炭を作っている。その炭を作る際に木酢液ができる。それは防虫剤になり味わい深い黒色を呈している。この木酢液を杉板に塗ったサンプルが目に止まったのであった。設計者として一度塗ってみたい色だったので了解した。
また夫婦は畑の中の一軒屋なので防犯上雨戸を付けたいと言った。それにアルミサッシの雨戸だと木の家にそぐわないとも言った。しかし、建具屋に注文する木製雨戸はアルミサッシ以上の高い値段になる。そのためにアルミサッシ雨戸の鏡板を取ったフレームに杉板をはめ込んで雨戸を作った。この雨戸の杉板も外壁の杉板と同じ木酢液を塗った。今では雨に打たれ、絶妙な色を醸し出している。この色は夫婦の望むところだったのだろう。この家は人家に接していないのでよいが、木酢液のいぶされた匂いがきつく市街地では無理だと思われた。
工房の木の家に住まわれて2年経ち、一粒種のお子さんも生まれた。これから木の家で感性豊かな子に育つのだろう。
 
 
 
     
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  太田    
       
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完成した家

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全ての家が柱、梁の見える真壁の木の家です。平面図は3尺グリッドに倣っています。